ハルオレ☆ -前篇-


「でも、はるちゃんって…ぷ」



「ははは…」



歓迎会が始まって10分も経っていないのに、主役である俺がすでに馬鹿にされてるΣ(゚д゚;)



これじゃあ、俺が歓迎されてるのかもよくわからないじゃねぇか(゚ Д゚;)



って、だめだだめだΣ(゚д゚;)イライラしちゃ…。
今日は俺の歓迎会なんだから。



「じゃ、じゃあ『はるちゃん』で…。」



俺は心を無にしてしぶしぶそうコメントした。



「じゃぁ、はるちゃん。改めてよろしくね〜」



「うん。改めてよろしく…。」



はるちゃんか…。
なんかジェラシーだぜ(´;ω;`)



「私はこの寮にいつでもいるから、何かあったら遠慮しないで言ってね。」



観奈が俺に笑顔をふりまいた。



「観奈ちゃんは、お前と同じ年だけど高校には通ってないんだぜ。」



「え?そうなんだ!」



ヤマト兄の言葉に驚いた。



やはり女の子は俺と同じ年…。
だけどさ、18歳の女の子が寮の管理人っていったいどんな学生寮なんだよ…(´_ゝ`)



「うん、実は学生じゃないんだよね。」



「へぇ、そうだったんだ。俺、てっきり同じ学校の子なんだと思っていた。」



俺が観奈に感心したその瞬間、メガネがまるで付け加えるように口開いた。



「たしかに観奈に女子高生は似合わないもんなー!」



「えーーーっ!先生ひどーいっ!」



メガネの問題発言に、観奈がほっぺをふくらました。





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