ハルオレ☆ -前篇-
それにしても彼方の奴…。
何が何でも俺に大樹さんを殺させるつもりかよ?(´・ゝ・`)
どうしよう…。
かといって、彼方には逆らえないし…。
俺が消えるか。
大樹さんを消すか。
「ほぉ〜ら。早く選びなよ。」
彼方は再び俺の首元に手を添える。
「ねぇ・・・・。」
そう言った彼方の目は完全にイっている。
その彼方の瞳を見れば見るほど、俺の恐怖は一気に大きくなる。
あ…((((;゚Д゚))))
も し か し て 俺
今 度 こ そ
殺(や) ら れ る ?
その時、俺の鼓動は最高潮に高まった。
「………………っ!!!!!」
そして、ついにその恐怖に耐えられなくなった。
「ももも、もーーーーこんなの無理ーーーーッ!」
俺は立ち上がり、無理やり彼方を振り払って
思い切り逃げた。
「ぃたっ…お!おい!待てよ!!!!」
逃げた俺を追うように彼方の手が伸びるが、俺はそれをも振り払い、急いで彼方の部屋のドアを思い切り開けた。