ハルオレ☆ -前篇-
( ´_ゝ`)…。
( ´_ゝ`)だからですねー。
腐女子ってなんなんだよ━━(゚ Д゚;)━━!!
俺が心の中で叫んだその時、彼方の手が俺の肩にポンと乗った。
反射的に手が置かれた肩の方を見ると、そこには彼方が満面な笑顔を浮かべていた。
そして、ゆっくりと口開いた。
「いいかい、遥。腐女子っていうのは、イケメンに萌えたり「やおい」「ボーイズラブ」を好んでる女子のことだよ。「婦女子」のもじりであり、 単にオタクな趣味をもつ、女性全般に用いられることも多いんだ。」
彼方はご丁寧に俺に『腐女子』が何なのかを説明をしてくれた。
なるほど( ̄▽ ̄;)
萌えとかやおいとかはよくわからないけど…。
腐女子って要するに何かのオタクって事なのかな。
「こらぁあああああ!何説明してるんですかぁ!」
俺が少し腐女子を理解した途端、西川さんは勢いよく彼方の胸ぐらを掴んで叫んだ。
「うるさいな!貧乳処女!!腐女子は腐女子らしく素直に認めなよ。」
彼方は自分の胸元にある西川さんの手を、バシッと力強く払い退けた。
すると西川さんは、ハッと何かに気付いた。
「ちょ、ちょっとー!!いいい、今!なんと言いましてぇ!?」
それは先ほどの彼方が口にした”ある言葉”だった。
「ああ?もしかして貧乳処女のコト?」
サラリと言った彼方の言葉に、西川さんは顔を真っ赤にして怒りだす。