ハルオレ☆ -前篇-
西川さんの発言に驚いた俺だが、彼方の方は下をうつむいてただ黙っていた。
すると西川さんは、さらに言葉を続けた。
「大樹さんに憎しみ溢れて呪いをかけようとしたり、某巨乳とは幼馴染みの壁越えちゃったり…。ね?…うふふふ。」
「…お前…。」
その時、彼方がうつむいてた顔をハッとあげた。
だが彼方はその後、西川さんには何も言い返せさなかった。
その表情からして、彼女の言ったことは本当なのだろうか。
それは今の俺には何もわからないけれど…。
だけど、こんな動揺している彼方を初めて見た。
そして、西川さん。
彼方のことをそこまで把握してるなんて…。
あ、あなたはいった何者なんですか?
はぁ…( ̄▽ ̄;)
これからどうなっちゃうんだ?
そう不安がよぎる俺の周りでは、とても冷めた沈黙がしばらく続くのであった。