ハルオレ☆ -前篇-
「そ、そんなにらまなくても…」
ビクビクしながらも俺がそう言うと、彼方が首を傾げた。
「だからなんなんだよ!?」
はっ( ̄▽ ̄;)とはいうものの、何を言おう…。
何も考えずに声を掛けちゃったもんなぁ。
まぁ、その辺はテキトーに今までの流れで疑問に思った質問を出して、話を流させればいっか。
「いや。そのさぁ!し、質問があるんだけど…。」
「はぁ?質問?何だよ?」
「…ぇっと…さっき話に出てきたさ。…ほら、その…。」
「遥~。質問ならさっさと早く言ってくれないかなぁ!」
「ひ!わ、わかった!言うから!」
俺は彼方に怯えながらも、オホンと咳払いをしてゆっくりと言葉を続けた。
「その…。ぼ、某巨乳って…誰なんだろうなぁ?って思って…」
俺はとっさに頭に浮かんだその質問を口にした、その時だった。
「…?」
俺の身体がビクッとして、急に動かなくなった。
いや、正確には動くことができなくなった。
(;^ω^)あ、あれ?なんだ?
体が…う、うごかない。なんで?………あ!!
俺はその瞬間、目を見開いた。