ハルオレ☆ -前篇-
「あら。わからないなら結構ですわ。…あ!そうだ♪あなたがそういうこと言うならこちらも言わしていただきますけど。」
「何だよ?」
彼方が眉を寄せると、西川さんが『うふふ』と笑い、口開いた。
「あなた、早瀬先生のストーカーいい加減やめたら?」
「はぁ?」
「第3者から言わせてもらいますけど…。あなたがどうがんばっても大樹さんにはか敵いませんわ!」
西川さんが叫び終えると、また静かな沈黙が訪れた。
(´・ゝ・`)……。
てか俺、何の話してるのか全然わかんないんですけど━━(゚д゚;)━━!!
「ふーん。お前はそのこと知ってるんだ。でもだからって何?お前に何がわかるわけ?それに何か言われる筋合ないんだけど。」
「何言ってんですか!私にはわかります!」
彼方の言葉を思い切り否定をした西川さんの瞳は真剣そのものだった。
「だから、何がわかるんだよ!」
彼方がキッと西川さんを睨む。
すると、西川さんは息を落ち着かせてゆっくりと口を開いた。