ハルオレ☆ -前篇-
part4 ヤマト兄と大樹さん
「あのね。…そうね。まぁ、とにかく先にこの写真を見たほうが早いと思います。」
西川さんはそう言うと、制服のポケットから少し大きめのポーチを取り出し、中から数枚の写真を取り出した。
そして、その数枚の中なら一枚の写真を俺に見せてきた。
俺は写真を見た。
そして、本気で目を疑った。
俺は彼方と西川さんが何を話してるのか…。
この写真を見て、恐れながらも理解してしまったのだ。
ちなみにどんな写真なのかは、この小説を読んでいるあなたの想像にお任せします( ̄▽ ̄;)
「え。コレ、どういうこと?ヤマト兄が、…大樹さんと?」
俺が動揺していると、西川さんが俺の肩に手を乗せた。
「遠山君。本来ならあなたに話すべきことじゃないと思うけど、きっとわかるのも時間の問題だと思ったからあえて私が言いますわ。」
俺はゴクリと息を呑み、西川さんをじっと見た。
そして、俺の聞きたくなかったその言葉を西川さんが口にする。
「実は、2人は付き合っているんです…。」
Σ(´Д`;)!?
そ、そんな嘘、でしょ…?。
二人が付き合ってる?
仲の良い幼なじみじゃないの?
そんな…俺……。