ハルオレ☆ -前篇-


それから俺達は、夕飯を食べ終わるとすぐに各自部屋に戻る事になった。



「しかたないな。今日のところは、自由にしてやるよ。だけど明日から覚悟しておけよ。」



観奈がいたせいなのかわからないが、彼方は俺を今日のところは解放してくれた。



明日から俺、どうなるんだろうな…怖ッ!
いや、だめだ!明日のことは考えるのはよそう…。




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しかし、本当に今日はいろいろなことがあった。



新しい学生寮に来て



彼方の奴隷になって



西川さんに出会って



ヤマト兄と大樹さんの秘密を知って



彼方と西川さんがよくわからないケンカして



なぜか異様な関係のまま4人で食堂で夕飯を食べた。



こんなに一気に物事が革命するかのように起こると
夢なんじゃないかって今でも思う。



とりあえず、夢であるならそれでいい。



本当に今日は疲れた。



いろいろと考えるのは明日にしよう。



俺は自分の部屋に戻り、ベットに横になると目を閉じた。
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