ハルオレ☆ -前篇-
第7章 晃月宇宙
part1 最悪の目覚め
そして、夜が明けた。
朝日が俺の顔に直撃しているのにもかかわらず、俺は昨日の疲れからか体が動かなかった。
「遠山くーーーん!」
あれ?
遠くで誰かが俺を呼んでる?
「起きてくださーい!遅刻しますよぉ?」
その言葉でハッとしたのか、俺は目をあけた。
「!!!!!」
その瞬間、心臓が飛び出るかと思った。
なんと俺の視界が西川さんの顔のドアップで埋まっていた。
俺の顔と西川さんの顔の距離は、2、3センチくらいだろうか。
とにかく近すぎていた。
「うわあああ!!」
俺は、驚いて西川さんの顔をうまくよけて、飛び起きてベットの隅に早々移動した。
「おはようございます。遠山君」
「お、おはよう…」
西川さんが満面の笑顔であいさつしてきたので、俺もあいさつを返す。
ん?(^ω^;)
待てよ?(゚ Д゚;)
「って!?なんで西川さんが俺の部屋にいるの?」
俺がそう聞くと西川さんはベットに腰かけ瞳を輝かせた。
「それはもちろん遠山君のことが好きだからに決まってます!」
「はぁ?!」
寝起きから変なテンションキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!