ハルオレ☆ -前篇-

part4 カリスマモデルを探せ!



時は流れ、4限目の授業。







4限目は、圭先生による数学の授業だった。








圭先生に会うのは、蘭藤荘の歓迎会ぶりだった。
同じ寮に一緒に住む先生の授業を受けるってなんだか新鮮な気分だなぁ。








「じゃあ、この問題わかる人!挙手!!」








圭先生が黒板に問題を書き終えてそう言うと、教室が静まりかえった。







「おいおーい。一人くらい手をあげろよなぁ。」








ノリの悪い?学生たちに圭先生はふてくされ、教壇に両手をついて俺達を見た。







「ん〜。じゃあ、俺指名しちゃうからね〜」








圭先生がそう言うと、なぜかキャバクラの女の子に言うかのように聞こえる。







俺がそんなことを考えて圭先生を見ていたら、不覚にも圭先生と目があってしまった。







「はい!目があった!はるちゃん、答えて!」







え━(゜Д゜)━ッ!!!
やっぱり俺ですか!
てか、学校ではるちゃん言うな!







でも、しかたないな…。








俺はしぶしぶ返事をして、問題を解きはじめる。








が。







やばい。
あせりすぎてるのか、解こうとすればするほどまったくわからなくなって行く。








シャーペンを握りしめ、俺は冷や汗を流しながらノートに書いてある問題とにらめっこしてしまった。







「はるちゃーん、問題解けたぁ?」







圭先生の声が俺に飛んできた。
どうやら、俺の気づかないところで時間がかかってしまっているようだ。







うわぁ。
どうしよう( ̄▽ ̄;)

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