ハルオレ☆ -前篇-
第8章 不思議な夢の保健室
part1 トラブル!
体育館に向かった俺達は、一階の校舎と体育館を結ぶ渡り廊下までたどり着いた。
宇宙の居場所はもうわかったも同然だ。
これで昼飯の時間も遠くないはずだ!
ひゃっほー(°∀。)
少しハイテンションになっている俺に感づいたのか、横目で彼方があきれていた。
すると、通り過ぎる渡り廊下から、チラリと体育館前で下級生らしき学生たちがサッカーをしているのが目に入った。
サッカーか(´・ゝ・`)
昼休みなのに元気だなぁ〜。
俺はそんなことを思いながら渡り廊下を歩き、そしてやっと体育館の入口にたどり着こうとした。
その時だった。
「あ、危ないッッ!!」
大きな叫び声が聞こえた。
ドゴッ!!!
なんだろうと俺が思った瞬間、俺の頭部に鈍い痛みと音を感じた。
その瞬間、俺の体がガクンと振動して、俺は目の前が真っ暗になった。
うわっ…。
ボールが俺の頭に当たった…のか?
昼飯まであと少しなのに…。
あ〜!!
今日も最悪だ━━(゚ Д゚;)━━!!
薄れゆく意識の中、俺は心で叫ぶと、バタリと音を立てて渡り廊下に倒れこんだ。
「ちょ!ちょっと!遥!大丈夫!?」
彼方の驚いた声が聞こえ、うっすらと人が俺の周りに集まってくるのを感じた。
そして、たくさんの人の騒ぎ声が聞こえてくる。
ああ、俺( ̄▽ ̄;)
このまま死んでしまうのか?
そう思った瞬間に、俺は目の前が一気に黒くなり意識を失った。