ハルオレ☆ -前篇-
part2 藤岡慎太郎
さ、最悪だ( ̄▽ ̄;)
俺は脱力感に見舞われガクリと首と肩を落とした。
その時だった。
ガチャッ…。
カーテン越しに扉が開く音がした。
だれか来たみたいだ。
あ、もしかして保健室の先生かな?
そういや、俺この学校の保健室の先生に会うの初めてだ。
どんな人なんだろ〜?
俺がワクワクしていると、やがてシャッと音をたてて閉まっていたカーテンが思い切り開いた。
「具合はどうかな?」
男の人の声と共に、そこに現れたのは、
白衣を来た短髪の眼鏡をかけている男の人と、その後ろで大きな鞄を持っているいかにもナースという看護服をまとった長い黒髪の女の人だった。
この人たちが保健室の先生か?
っていうか、まさに病院の医者って感じですけど…。
「あ、だ、大丈夫です。」
俺は、反射的に今の現状を男の人に伝えた。
すると、彼方が体を起こして、ベットから降りて立ち上がった。
「ちょっと!連絡してから何時間たったと思ってるんだよ?!いくらなんでも来るのが遅すぎなんじゃないの?」
え!?Σ(゚д゚;)
いきなりケンカ越し!?(゚ Д゚;)
しかも彼方さん、学校の先生?にドSバージョン丸出しですか!?