ハルオレ☆ -前篇-


「まぁまぁ。そんなに怒らなくてもいいでしょー。僕もねー、大事な会議があったんだよ。今日は特別に。」







男の人は、見た目はキリッとしているが、中身はとてもゆるい感じのようでギャップがある。







「さすがに怒るよ!何が会議だ!一応学校の保健医も勤めてるんだから、急患がいたら早めに来いって!もしくは、臨時の保健医をいれるとか対応したらどうなんだよ。」








彼方は、あいかわらず激怒してるけど保健室の先生にここまで言わなくてもいいんじゃないのか?







「う〜ん。そうは言われても、学校の経営状況も怪しいところなんだよねぇ。人件費とかさぁー。」







え?
てか保健室の先生も先生で学生の前でそんな話しちゃっていいの!?








なんか変だな。
あ。もしかして、彼方とこの先生は学校以外でも親しいのか?







「何それ!もし学校で事故とか急病とかなんかあったらどうするんだよ!」







たしかに、もし急病とかの学生が出た時に保健室の先生が会議で来れないなんて事態、普通は有り得ない話だもんなぁ。







てか、ましてや保健室の先生ってそんなすぐ学校に戻れないような会議があるのか?







「う〜ん。そうだよなぁ。困っちゃうよね〜。ごめんごめん。今日のところは僕が本当に悪かったからさぁ。」







「謝って済む問題じゃないだろ!今後のこと考えろっていつも言ってるでしょ!」







「そういわれてもねぇ〜難しい問題なんだよね〜」







うー(; ´_ゝ`) 
どうやら、この保健室の先生もひとくせある人みたいだなぁ。
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