ハルオレ☆ -前篇-
part3 風間貴明
もしや…(゜o゜;)
風間は、誤解する前に、何も思わなかったのか?
「ん?何だよ?俺のことじーっと見て…」
風間の発言に、俺はまたハッと我に戻り、とっさに口を開いた。
「え!あ!…ご、ごめん。風間がいきなり入ってきたからさぁ。びっくりしちゃって…あはは。」
風間は本気で俺たちがふざけあってたと思ってたみたいだな。
はぁ…。助かった(´;ω;`)
「あー!そうか!それは悪かったな。いや、風呂の入り口が少し空いてたからさ、変だなと思って…」
風間は浴場の入り口を親指で指した。
はっ!(゜m゜;)まじで!?
俺、入り口閉めきってなかったの!?
あ。そういえば、内側から鍵もかけてなかった(T0T)
「ほら、それにこの時間は今は誰も風呂を使ってない時間だし、それで入り口に鍵もかけてなかったしさ。もしかして、不審者がいるのかと思ったんだよ。」
ああ( ̄▽ ̄;)
完全に忘れてました(;´д⊂)
「だめじゃない。はるちゃん、ちゃんと鍵かけなきゃ☆」
圭先生がやっと口開いたと思ったが、それと同時に俺は、「あんたにだけは言われたくない」と強く心に思った。
「風間…。実は、今日からこの時間は俺が使うことになったんだ。でも俺、すっかり鍵のこと忘れてて…。迷惑かけたみたいでほんとごめん。」
俺は軽く頭を下げる。