ハルオレ☆ -前篇-
第3章 菅谷彼方
part1 偶然の再会
その後、その話は自然と流れ、風間は俺のクラス…3年D組のことをたくさん話してくれた。
愛穂は相変わらず俺達の横であきれ続けていたけど。
それから放課が終わり、2限目の授業が始まるのだが、その後の放課の時間にも他のクラスメイト達が何人も俺に話しかけてくれた。
はぁ、よかった(´・ω・`;)クラスのみんながいい人ばかりで…。
登校初日で新しい友達も出来たし、これから楽しくやっていけそうだな!( ^ω^ )
クラスメイトの暖かい歓迎を受けて、俺の新しい学校生活への不安はだいぶ和らいだ。
そしてあっという間に時は流れ、下校時刻となった。
今日はやたら時間が過ぎるのを早く感じるな…(´∀`;)
放課後になると、クラスのほとんどの生徒達はせかせかと教室を出ていった。
なぜならこの高校は部活動に入ることが絶対条件らしく、クラスのほぼ全員は放課後各部活動に励んでいるらしい。
まぁ、さっき風間から聞いた話だけどね。
もちろん編入してきてすぐの俺には部活動なんてものはないので、一人で帰宅するのである。
そんなわけで、一人で帰路を歩いてるわけだが…。
蘭藤荘は学校から寮まで徒歩15分もかからないという、ありがたい場所にある。
俺はまだ慣れない周りの景色を見ていたら、すぐに寮に到着した。
俺の部屋は2階なので、外付けの階段をあがろうとする。
すると…。