ハルオレ☆ -前篇-


それは以前、俺が怪我を負った、カリスマモデルを探せ!(仮)の時だ。








風間がなぜ俺と彼方にわざわざ宇宙探しを依頼したのか。








それは、カリスマモデル最大の秘密である宇宙の正体を知っている、蘭藤荘の俺たちなら安心して頼めたからなんだろうな。








って!俺はあの時宇宙の正体は知らなかったんだけど…( ̄▽ ̄;)
どうやら俺は、風間についでにされたみたいだな。








「も〜!自分の住んでいる所でも、キャラ作れなんて言われたらさすがにアタシも息絶えるわよ!」








宇宙は、はぁ〜っ!と嫌なため息を吐いた。








そんなにキャラ作りが嫌なら、モデル辞めればいいのに…(´・ω・`)







「じゃあ、なんでわざわざキャラを作ってまでもしてモデルをやろうと思ったの?」








何気なく俺が疑問をぶつけると、宇宙は『もうっ!』とプンプンしながらも俺に教えてくれた。








「そんなのこっちが聞きたいくらいよ!昔、町を歩いてたらちょっと太ったリッチなミドルマン…まぁ、うちの事務所の社長なんだけど、その社長に『うちの雑誌のモデルやってくれないか』って言われて、弱冠引いてたら『稼げるよ』とか言われてさー。お金もらえるならモデルくらいいっかーって思っちゃって、そのなんとなくな気持ちでモデル始めたら、気づいたらカリスマって呼ばれてたわよ!」








気づいたらカリスマモデルってのもすごい話だよな(TдT)



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