ハルオレ☆ -前篇-


「まぁ、お金はそれなりにもらってるし、今はそこまでモデルの仕事嫌いじゃないから続けてるけど…って話ずらさないでちょうだいよ!ハルハル!」








(;^ω^)…え?ハルハル?








「もしかして、ハルハルって俺のこと?」









なんとなく予想がついたので宇宙に聞いてみると、宇宙が俺に向かってビシッと指差した。








「ザッツラーイト!!いいネーミングでしょ?」








( ゜∀゜)・∵ブハッ!







またよくわからない呼び名キタ━━(゚ Д゚;)━━!!







「…あ。そんなこ・と・よ・り…」








俺が嘆いている裏で、そう口開いた宇宙が観奈を見た。








「ミナリン、アタシたちに何か言うことがあるんじゃないの?」








(;^ω^)ミナリンって観奈の事だよな。








俺と宇宙の視線が観奈に集まると、彼女は目を泳がせて苦笑いをした。








「あ…そ、そうね。こ、この度は、ご迷惑をおかけしました…。」








そして観奈は、気まずそうに小さく頭を下げた。








「あ、そうだ。観奈。体調は大丈夫なの??」








そうだった。
そういや、観奈は体調悪かったんだ。








「え。あ、うん。もう平気、かな…。」








平気と言う割には、観奈はさらに目を泳がせてなぜか俺から目を反らした。








「でも、念のため病院に行ったほうがいいんじゃない?」








「う、う〜んと…。」








さらに観奈は、首を傾げながら後ろ足を下げ、まるで俺から距離をとるような素振りを見せた。
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