ハルオレ☆ -前篇-
part3 擬似女子会
「ええっ!?(゜ロ゜;)」
俺と宇宙が突然の彼女の土下座に驚いていると、観奈が勢いよく顔を上げた。
「お、お願い!今日のことは彼方には黙っててほしいの!」
ああ、カニャリンって彼方のことか( ̄▽ ̄;)
…って、あの彼方に『カニャリン』なんて、宇宙の奴よく呼べるな(=_=;)
「彼方にお酒は夜だけって決められているの!昼間に泥酔なんて知られたら、絶対ただじゃ済まないわ!」
「まぁ、しかたないわよね。泥酔したアンタを介抱するのいつもカニャリンだから。」
「それは、そうなんけど…。」
彼方のやつ、いつも泥酔した観奈を介抱してんだな…( ̄▽ ̄;)
「だからお願い!バレたらまた禁酒させられるわ!そんなの絶対耐えれない!私、お酒がないと生きていけないんだから!」
観奈はガタガタと体を震わしながら、大粒の涙を流して、また土下座した。
観奈さん…。
それは確実にアル中です。
しかも、また禁酒って…以前同じような事があったんですか?(;¬_¬)
「も〜。そんなに泣かないでよ。誰もカニャリンに言うなんて言ってないじゃない。ねー、ハルハル。」
顔を伏せて泣く観奈に慰めるように言葉をかけると、宇宙は横目で『何か言いなさいよ!』と俺にアイズを送ってきた。