ハルオレ☆ -前篇-
part4 不可解なメール
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「…で、君たち…。覚悟はいいよね?」
彼方が殺気を発しながら笑顔で俺達を上から見下ろす。
そんな彼方の目の前には、宇宙、俺、観奈の順に並び、綺麗に正座させられていた。
てかなんで俺まで━(゜Д゜)━ッ!!!(泣)
「も〜、カニャリン。そんなに怒らないでよ〜。」
俺達3人の中で最初に口開いた勇気ある者は、宇宙であった。
「晃月…。その呼び名で呼ぶなっていつも言ってるだろ!」
うわ〜( ̄▽ ̄;)
宇宙の奴、本人目の前にしても、いつもカニャリンって呼んでるんだ。すげぇ。
「も〜。そんな怖い顔しないで、まずは落ち着きなさいってば〜。」
「落ち着けるわけないだろ?僕がいないからって、昼間から泥酔するわ。3人で輪になって僕の悪口言うわ。いったいどう言うつもりなんだよ。」
ちょっと待て!
俺は何も言ってないぞ!!
「ど、どういうつもりも何も、ついテンション高まってやってしまったと言うか…。わ、悪気はなかったのよ!…その、ごめんなさい。」
観奈が申し訳なさそうに、頭を下げる。
すると、彼方はフンッと鼻で笑った。
「何言ってんだよ、観奈…。今さら謝っても無駄だよ。それに僕は今日の件で特に君には失望させてもらったしね。」
「…え?し、失望?」
観奈は眉を寄せて首を傾げた。