ハルオレ☆ -前篇-
part2 俺と愛穂の勉強会
…そうだ。俺、あれから職員室を出て、教室で待ってくれた愛穂と図書館に来たんだった。
「…あ。ご、ごめん。」
「ふふっ。今の説明聞いてなかったでしょ?考え事?」
はぁ…(´・ω・`;)
俺何ぼーっとしてるんだ!室長にせっかく勉強教えてもらってるっていうのに。
「いや、その…。」
「もう失礼しちゃうな。せっかく人が真剣に勉強見ててあげてるのに…」
愛穂はそう怒りながら、そっぽを向いた。
「ご、ごめん。本当にごめんってば!」
俺が必死にまた謝ると、愛穂はくすくすと笑い出す。
「あれ?」
笑う愛穂に俺はまばたきをしながらポカンとする。
「ふふっ。遠山君、騙されすぎよ。私がそんなことで怒るわけないじゃない。ふふふ…。」
そう言って愛穂はまた笑い出す。
「はぁ…。なんだよ。びっくりした。…てかそこまで笑わなくてもいいだろ?」
「だって、遠山君が私の話聞いてないんだもん。お返しよ。」
う…(^ω^;)
何も言い返せない…( ̄▽ ̄;)
俺が苦笑いをすると、愛穂がニコリと笑い『あ、そうだ。』と口開いた。