ハルオレ☆ -前篇-
俺がギターに手をかけたその時。
「うー…ん。」
(;゚ Д゚) …!?
彼方の唸り声がした。
俺はビクッと身体を震わすと、ギターから素早く離れる。
やっべー! Σ(´Д`;)
もしかして彼方、起きたのか!?
よく考えたら、勝手に彼方のものを見ようとしてるなんてばれたら俺…。
命なくなりますがな!!!!!((((;゚Д゚))))
はぁ〜〜。俺の馬鹿!ついテンションあまってやってしまったよ(´;ω;`)
…っておい!待て待て!まだ彼方が俺の犯行を見たとは限らないよな。
よし!( ̄∀ ̄;)
ならば、ここはバレていることも想定して、先に謝ったが勝ちの作戦を実行するしかない!
「彼方!こ、これはそのさ。…ご、ごめん!俺!その、勝手に…」
頭を思い切り下げて謝ろうとした俺だが、
「……。」
彼方の寝息が再び聞こえてきたのでゆっくりと顔をあげた。
あ、あれ?また寝てる(´・ゝ・`)
さっきのは寝返りだったのか。
はぁ…(; ´_ゝ`)
よ、よかった!助かったよ、俺(*゚∀゚*)
と、そう喜んだのもつかの間。
いつの間にか床に積んであった本が崩れており、足元に散らばっていることに気づく。
その瞬間、俺の顔色はサ〜と青く染まる。
ああああ(゚ Д゚;)やべぇ!
近くにあった本の山、さっきギターから離れる時に崩してしまったみたいだ。
そして、俺は再び彼方を見る。
まぁ、彼方は先ほどと同様にぐっすりと寝ているのだが。