ハルオレ☆ -前篇-
Σ(゚ Д゚;)はっ!?
その声は………。
「はるちゃーん、ごめんねぇ。彼方の事任せちゃって……」
観奈!(゚ Д゚;)
観奈はまさか俺と彼方が今とてもまずい状況になっているなんて思いもしない。
だが彼女が部屋の中に入ってきたので、俺はとっさに彼方の身体から離れようとしたがが、俺は彼方に身体を押さえつけられているので…。
離れられないじゃねぇか━━(゚ Д゚;)━━!!
と、心で叫んだその瞬間。
「・・・・あ」
俺と彼方の姿を目のあたりにして、観奈は口をポカンと開けてその場で固まった。
もちろん俺も観奈同様、開いた口を塞ぐ事ができなかった。
しばらくそのまま何も音のない時間が経過して、やがて観奈の口元が振るえ、
「きゃああああ!ア、アンタ達!な、ななな、何してるのよぉぉ!!」
と大声をあげた。いや、大声というか悲鳴といってもいいだろう。
「み、観奈!…ち、違うんだ!これは、その!」
…ってなんだか。浮気現場を見られた彼氏みたいだな。俺( ̄▽ ̄;)
明らかに目の前で混乱している観奈に言い訳するように俺が口開くと、
「ああ、観奈か…。せっかくいい所だったのに…」
割り込むように残念そうなドS王子様の言葉が飛び交った。
だがその瞬間、フッと事切れるように彼方は意識を失い、俺の胸にドサッと倒れ込む。