ハルオレ☆ -前篇-
その現れた第2の客人とは…。
「キャ~~~。ハ、ハルハルゥ!!」
カリスマモデル、晃月宇宙だった。
宇宙は俺と彼方の姿を見て、観奈とは逆になんだか顔を赤くしてニヤニヤしており、
「まさかハルハルがこっち側の人間だとは思わなかったわ!しかも相手がカニャリンなんて…さすがハルハル~!」
かなり興奮しており、テンションMAXであった。
「だ、だから!これは違うんだって━━(゚д゚;)━━!!」
俺は誤解している観奈と宇宙に向かって全身全霊をかけて叫んだ。
「あー…私。また頭痛くなってきたわ。」
観奈が少し青白い顔をして、額を押さえながらよろめいた。
「ハルハルー☆ほんとにやるじゃなーい。アタシ見直したわよ~。」
宇宙は嬉しそうに俺に駆け寄ってきた。
「……。」
俺の全身全霊の叫びは二人には届かず、俺はただただ押し黙った。
か、完全に誤解キタコレ━━(゚ Д゚;)━━!!
その後、俺は誤解を解くために本当の事を観奈と宇宙に話したのだが、彼方の意識が戻るまでまったく信じてはもらえなかったという。
や、やっぱり…。
これって。
さ、最悪なんですけど━━(゚ Д゚;)━━!!