ハルオレ☆ -前篇-


「本当に遥は理解力がないね。…それと何回、僕にヤマト兄って言うのがうっとうしいって言わせたいのかな?」



「あっ!ごめん!…あ、その、俺……。」



俺は頭の中が上手くまだ整理できなくて、彼方の言ったことに対し素直に頭を下げてしまった。



って!俺何彼方に謝ってるの━━(゚ Д゚;)━━!?



俺がさらに混乱し始めてバッと頭を抱えると、彼方が『ふぅ…』とため息を吐き出した。



「まぁ、それはとりあえずおいておいて。…さて、遥。これからどうしようか?」



「え?何が?」



俺は反射的にビクッと体を震わす。



げ! Σ(´Д`;)
彼方さん、また何かおっぱじめるつもりなのか?



「だってほら、お前僕の秘密知っちゃったわけだし。それにこの僕が秘密を知ってただで済ますわけないでしょ?」



先ほどもいいましたが( ̄▽ ̄;)
知っちゃったというか、ほとんど自分で暴露したんじゃないですか…。



「え!じゃあ、俺。ど、どうなるの?!」



「ふふふ。そうだなぁ~。どうしようかな…。」



彼方はとても楽しそうに腕を組んで考え出した。
俺を今後どうするかという、残酷なその議題について。



ま、まさか…((((;゚Д゚))))
秘密知ったやつは生かしてはおけないとかいうんじゃないだろなー!?



俺がビクビクしていると、やがて彼方がパッと何かひらめいたように瞳を丸くした。
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