ハルオレ☆ -前篇-
すると、彼方が鼻でフンっと笑う。
「はぁ?誰も知らないっていうのは、さっき『学校では』ってちゃんと言っただろ?観奈は学生じゃないじゃん。」
あ(^ω^;)
そういうことっすか。(泣)
「お前、本当に能無しだな。僕に意見する時はちゃんと考えてから言ってよね。」
が━━(゜д゜;)━━ん!!
な、何も言い返せない。
俺がガクッと肩を落とし落ち込むと、観奈が俺に近づいてきてきた。
「実はね。私、彼方とは幼馴染みなの。」
Σ(゜д゜;)え?
そ、そうだったんですか!?
俺が目を丸くして観奈を見ると、彼女はくすっと笑う。
「だから、私は彼方のことは何でも知っているのよ。ね〜、彼方☆」
観奈が彼方に視線を送ると、彼方は少し呆れてため息を落とす。
「はぁ?何でもってなんだよ?…それと観奈、あまり遥に余計なこと話すなよ?」
「えー!そっちこそ余計なことって何よ?」
観奈がそう言い返すと、彼方がムッとした顔をする。
「余計なことは、余計なことだよ!考えたらわかるだろ?」
「はぁ?考えたらって、そんなこと言われても余計わかんないわよ!」
意見が噛み合わず、二人は睨みあった。