ハルオレ☆ -前篇-
「あ、あの…その大樹さん。俺のことは…?」
「ん?ああ、知ってるよ。遠山遥君だろー。ヤマトから話は腐るほど聞いてるぞぉー。」
ヤマト兄、大樹さんに俺の恥ずかしい話とかしてないだろうなー。
「自己紹介がまだだったな。俺は守城大樹(カミシロダイキ)。ヤマトのくされ縁ってやつだ。なー、ヤマト!」
「うるさい!」
ヤマト兄は、まだ大樹さんに怒っているみたいだ。
「大樹とは、その、幼馴染みなんだ。」
「へぇ、そうなんだ。」
へぇ…(゚∇゚ ;)
二人は幼なじみだったのか。
「よろしくな。」
「はい。よろしくお願いします。」
大樹さんの笑顔につられて俺も笑顔になった。
「おい、大樹。遥に変なこと言うんだったら今すぐ帰れ!!」
「はぁ〜?俺まだ何も言ってねーだろ?」
「いつ言い出すかわからないだろ!だから言う前に帰れ!」
「ヤマト〜。そんなに怒ることないだろ〜。俺たちの仲じゃ〜ん。なぁ〜。」
「誰が怒らせたんだよ!」
二人の会話がまるで夫婦漫才のように見える。
しかし、本当に二人は仲がいいんだなー(゚∇゚ ;)
それに大樹さん、すごくいい人みたいだし…。
なんか癒されるなー(〃▽〃)