ハルオレ☆ -前篇-
「そ、そんなに気にしないでよ。」
ん〜(´ω`)
さっきから思ってたけど、西川さんって話し方や仕草といい、結構礼儀正しいお嬢様みたいな感じだなぁ。
「あ、それよりもこれからよろしくね。俺、まだ来たばかりでわからない事ばかりだからさ。」
「はい。こちらこそよろしくお願いします。私でよければ。」
西川さんは俺ににっこりと微笑んだ。
「うん、ありがとう。」
俺も西川さんにつられて笑顔になった。
―――と、その時。
「あ。それ…カメラですか?」
西川さんが口開いたその言葉は、俺の心臓にグサリと刺さった。
「え?えっと。こ、これは。その…。」
しまった!(゜ロ゜)
カメラをずっと手に持ったままだった!!
「何か写真でも撮っていたんですか?」
西川さんがカメラを覗き込んできたので、俺はとっさにカメラを持った手を背中に隠す。
はっ( ̄▽ ̄;)
しまった!反射的に隠しちゃった!!
これじゃあ、ますます怪しいじゃないか!!
どうしよう。(´・ω・`)
西川さんに変だと思われちゃったかな?
俺が胸をバクバクと踊らせていると、西川さんがじ〜と観察するように見ながら俺の周りを歩きだした。