ハルオレ☆ -前篇-
part2 素敵ですよね。
「あ。」
データを再生し、次々と写真を見ていた西川さんの動きがやがて止まった。
や、やばい( ̄▽ ̄;)
さすがにおかしいと思われちゃったよな…。
うわあああ!最悪だぁ(´;ω;`)
俺が心の中で絶叫すると、西川さんが口開いた。
「はぁ〜ん。ステキですよね。このお二人…。」
(´_ゝ`)!?
(´_ゝ`)はい?
俺は西川さんの想像を絶する意味不明な発言にポカーン状態となった。
そんな俺を見て察したのか、西川さんが少し顔を赤めて『オホンっ』と咳払いをした。
「…し、失礼いたしましたわ。」
そして、西川さんはそのまま言葉を続けた。
「あの、えっとですね。こ、この2人、ほんとに仲がいいんで、ついうらやましく思ってしまったというか…。」
西川さんは、カメラに映るヤマト兄と大樹さんのツーショットの画面を俺に見せてきた。
「へぇ〜。西川さん、大樹さんの事も知ってるんだね。」
あ、もしかして。ヤマト兄と大樹さんが仲がいい事は、この寮では結構有名な話なのかな?
「え?…あ、まぁ、たまに偶然お会いする事があるんですよ。大樹さんは毎日ってほど蘭藤荘に遊びに来てますから。」
え!そうだったの??
大樹さん、ほぼ毎日あんな感じでヤマト兄の所に遊びに来てるんだ(゜o゜)