ハルオレ☆ -前篇-
「へぇ〜。本当にあの2人仲がいいんだね。」
俺がそう言った瞬間だった。
西川さんの様子が急に変わったかに見えた。
「それは、もちろんですわっ!」
彼女は瞳をキラキラさせながらそう叫んだ。
(´_ゝ`)?
(´_ゝ`)??
俺は西川さんの発言にまたしもても放心した。
彼女が突然興奮しだした理由がわからなかったからだ。
「あ、やだっ!」
すると西川さんは、顔を少し赤らめて我に返った。
「ご、ごめんなさい。あまり気になさらないで下さい。」
いや!(゜ロ゜)
すっごく気になるんですけど━(゜Д゜)━ッ!!!
俺はとりあえず気になる気持ちを抑えて、彼女に『うん。』とうなづいておいた。
んー(´_ゝ`)
なんかさっきから引っ掛かるけど、西川さんって少し変わった子だな。
「…あ。私、そろそろ部屋に戻らなくては…。」
西川さんは少し気まずそうにそう言うと、俺に奪ったカメラを返した。
はっ( ̄▽ ̄;)
や、やばい!
そういや俺も早く帰らないと…。
「それでは遠山君。またお会いしましょ。」
西川さんはチョコッと頭を下げ、部屋に戻ろうと俺に背中を見せた。