悪魔と天使の領域
ミエルちゃんはそこ倒れていた。
「勝者、挑戦者シアン!」
「はあ・・・はあ・・・」
「おめでとうございます!サタンのペンダントをプレゼントします。」
「これは一体?」
「悪魔の象徴です。これがある限り、悪魔界のプリンセスです。」
「はい!?」
「女王様、悪魔界はこれで安定します。」
「今の悪魔界は不安定なのです。そこで私たちはデビル7を作って安定していたのですが、いま、その頂点にいたミエルがやられた以上、今のトップはシアンです。」
「そう言われましても・・・」
私の気持ちとは裏腹にお客さんからは歓声が上がった。
ミエルちゃんがこっちに近づいてきた。
「ありがとう。」
「うん。」
握手をした。
そして、小声で
「ここに来たのが間違えだったね、お姉ちゃん。」
と言った。
私はゾクッとした。
それから、何回か逃亡しようと思ったが出来なかった。
「私はこのままなのかな?」
そう思っていたら、
「シアン女王様、ミエル様がお見えになってます。」
と団兵が言ってきた。
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