悪魔と天使の領域
「いや、サリリちゃんの力は凄いなと思っただけだよ。」
「そんな事ないですよ。」
サリリちゃんと話していると、女の子に声を掛けられた。
「お早う、良太君。良太君が、女の子と話してるなんて、珍しいね。とうとう、私を諦めて、新しい恋をする気になったの?」
「違うよ、この子は・・・」
そこまで言うと、
「日菜・・・」
と、サリリちゃんが呟いた。
「サリリ、生きてたんだ。」
と日菜ちゃんが言った。
俺は、二人が知り合いかと思った。
「二人とも知り合いなの?」
< 35 / 88 >

この作品をシェア

pagetop