悪魔と天使の領域
それには、サリリちゃんが答えた。
「知り合いではあるのですが・・・」
サリリちゃんは、言いにくそうにしていた。
「どうしたの?」
日菜ちゃんが、ちょっとムッとした顔で言った。
「昔ちょっとあっただけだよ。」
そう言って、教室に入って行った。
「俺、何か余計なこと言った?」
とサリリちゃんに聞くと
「いえ、そんな事ないですよ。私たちも教室入らないと遅刻ですよ?」
と言って、サリリちゃんも教室に入った。

時間は経ち、昼休みになった。
「良太さん、ちょっと良いですか?」
とサリリちゃんが言って来た。
「良いけど、どうかしたの?」
「はい、さっきから、悪魔の魔力が凄いんですが・・・」
「そうなの?ミエルの魔力?」
「いえ、ミエルちゃんほどじゃないですが。」
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