悪魔と天使の領域
「さっき言ってた魔力ってまだ感じるの?」
「はい、まだ消えてないです。」
「一体、誰なんだろうな?ミエルと一緒にいた奴じゃないのか?」
「たぶん、違うと思います。」
少しの間、沈黙が流れた。

その時、上から誰かが俺たちの前に降りてきた。
見た目は、小さくて、髪はロングで顔は幼い女の子だった。
しかも、黒い羽が付いている。
「良太さん、気を付けてください。私が感じていた魔力は、この悪魔です。」
「この子は、悪魔なのか?」
「はい。」
俺は、降りてきた女の子の方を見た。
「君は一体誰なんだ?」
「初めまして、シアン様。いえ、こちらでは、サリリって名乗ってるんですかね。」
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