悪魔と天使の領域
「力不足なんだよ。」
「サリリちゃんがいてもか。」
「サリリ・・・あの天使か。まあ、あの天使にも気をつける事だね。」
そう言うと、日菜ちゃんは倒れそうになった。
「大丈夫?」
「うん。あれ?何でここにいるの?」
「さっきまでのこと覚えてないの?」
「さっきまで何してた?」
「神とか天使とか?」
日菜ちゃんは、ムッとした顔をした。
「私の前で天使とか神の話はしないでくれる?」
「え!?」
俺はビックリした。
「いや、さっき日菜ちゃんが言ってたんだよ?」
「はあ?私が言うわけないじゃん。」
そう言って、日菜ちゃんは、教室に帰っていった。
「どうなってるんだ?」
俺も教室に帰った。
席に座ると天川さんがいつもの如く小説を書いていた。
「進んでる?」
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