悪魔と天使の領域
それで電話は終った。
「災難・・・身近な人・・・」
忠告はありがたいけど、嫌な事を聞いた気になった。
「良太さん、ご飯が出来ましたよ。」
とサリリちゃんに言われたのでリビングに行く事にした。
そこには、いつもと変わらず美味しそうなごはんが並んでいた。
「美味しそう。」
「ありがとうございます。さあ、ご飯を食べましょう？」
「おう。」
俺も席について、ご飯を食べ出した。
食べ出して少しすると俺は疑問だった事を聞いてみた。
「サリリちゃんって、天使界から来たんだよね？」
「はい、そうですが。どうかされましたか？」
「いや、さっきパソコンで調べたら、昔、天使が住んでたとか書いてたからさ。」
それを聞くとサリリちゃんは、クスクスと笑い出した。
「それは、そうですよ。そこら中に天使や悪魔がいたら、地球は大混乱じゃないですか？だから、真相は書かれてないのです。それに、私も天使ですが、学校とかでは正体を隠してるじゃないですか？バレたら大変ですよ？」
「そうだよな。」
「良太さんは、私を疑っていたのですか？」
「いや、そうじゃないけど・・・」
「私は正真正銘の天使ですよ。」
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表紙・目次

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