悪魔と天使の領域
「今から、悪魔界に突入します。少しの間、息を止めていてもらっても良いですか?」
「分かった。」
言われるがまま、息を止めた。
その瞬間、黒い煙みたいな中に入っていった。
入った途端、気分が悪くなった。
吐き気もしてきた。
息苦しくもなった。
数秒するとその煙みたいなのを抜けた。
次に目にしたのは、闇の世界だった。
「もう、息をしても大丈夫ですよ。」
俺は、大きく息をした。
「ここが悪魔界?」
「そうです。とりあえず、人目のつかないとこに降りますね?」
そう言って、暗い路地みたいなとこに降りた。
「確かに、悪魔界で白い羽はマズイもんな。」
「そういう事です。」
サリリちゃんも苦笑いをした。
辺りを見渡しても、お世辞でも、良い空気ではない。
「何か嫌な空気だね。」
「そうですね。とりあえず、歩きましょうか?」
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