悪魔と天使の領域
俺は聖剣でアクリールに斬りかかった。
しかし、水がアクリールの回りを覆って、俺の攻撃は跳ね返された。
「残念だったね。私の使う水は破壊力はさほどないけど、形を自由に変えれる。そういう点では便利だし、有利になるんじゃないかな?」
アクリールがそう言うと、アクリールの回りを覆っていた水を今度は剣に変えて、斬りかかってきた。
俺は何とか聖剣で攻撃を防いだ。
「大丈夫ですか?良太さん。」
サリリちゃんが言ってきた。
「大丈夫だけど、水を色々な形に変えるからどうやって戦えばいいのか分からないよ。」
俺が困っていると次の攻撃が繰り出されて来た。
「まだまだ行くよ。」
次はさっきの水の剣を弓矢に変えていた。
そして、水の矢を放ってきた。
俺は聖剣で何とか防いでいたが、矢の一本が頬をかすめた。
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