悪魔と天使の領域
「痛っ」
頬を触り、その触った手を見ると血がついていた。
「良太さん、大丈夫ですか?血が出てますよ。」
サリリちゃんが心配して言ってきた。
「大丈夫、かすり傷だから。」
そして、聖剣を構えて、アクリールの方を向いた。
「残念、一気に勝負を付けようと思ったのに。でも、次は外さないよ。」
アクリールはニコニコしている。
「水は何にでも形を変えるし、一体どうしたらアクリールを倒せるんだ。」
と心の中で思った。
「じゃあ、次行くよ。」
アクリールが水で槍を作っていた。
そうして、その槍を持って攻撃をして来た。
俺も聖剣で攻撃を何とか防いでいる。
「何かつまらなくなってきた。そろそろ終わりにしよう?」
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