-Dote-
 

  あたUの家からみちさんの

  家までは一時間くらいかかった

  その間 みちさんは

  口を開ける事なく車を走らせた


  みちさんの家は二階建ての

  新居の家だった

  『さぁ,入って』

  『お邪魔Uますッ……』

  『ここに座って』

  リビングに案内された

  『らいちゃんはどうして死のうとUたの?』
  みちさんが聞いてきた

  あたUはみちさんに今までの事を

  全て話した,



  話し終えみちさんをみると

  綺麗な顔に一筋の涙が

  頬を伝って流れ落ちた

  『らいちゃん?辛かったね? 苦しかったね?』
  みちさんはあたUのために

  涙を流してくれた

  あたUは今までつらかっても

  唇を噛み締めながら

  涙をこらえてた

  だけど今。みちさんのあの一言で

  大粒の涙が溢れてきた

  みちさんは何も言わず

  背中を指すってくれてた 
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