平凡な彼の非凡な彼女
俺の目の前にいる、このニュースの発信源。



「やっぱり大ニュースだっただろ♪俺の情報収集能力すごくねぇ?世界政府からスパイのお誘い来ちゃうんじゃない。」

そう言い昼飯のパンにかぶりつく隼人。

またくだらないことを言っている。



「本当隼人にしては珍しく大スクープだったな。まぁ、皆こんなことで騒ぎすぎの様な気もするけど。」

弁当箱を開けながらそれに答える静流。

隼人の冗談は当然のようにスルー。



「こんなことって…そんな言い方だとファンクラブの奴にボコられるぞ。」

隼人ならともかく静流の身を心配して忠告する俺。

生憎、少しばかりの不安なため食欲がわかない俺はコーヒー牛乳片手に机に頬杖。


ちなみに別に隼人が嫌いなわけじゃない、むしろ2人ともイイ友達だと思ってる。

あえて隼人なら心配しないのはこいつのキャラ的に?(笑)


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