Fall In Love~5日後の恋の行方~



全員でエンジンを組んで気合を入れる。

解散した私に話しかけてきたのは



「香穂ちゃんと一緒に受付やれって言われた」



百合さんだった。


百合さんと充君なら大丈夫だ。


やっぱり波留さんは私の不安を払拭してくれる。



「すごいなぁ」

「何が?」



思わず呟いた言葉をしっかり拾った百合さんに私は何でもないと言って誤魔化した。



やっぱり昨日と違ってエレベーターから吐き出される人数は多くて、社長の言ってた通り招待状なしで堂々と会場へ入ろうとする人が何人も居た。

私と百合さんで招待状のチェックをして、充君は入口で勝手に入ろうとする人に受付を済ませるようにお願いする。





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