体or愛?何がほしい?


いつもみたいにドライに割り切れないだけなのか。


美冬を抱いたら、その答えが出るのだろうか?


答えが出たとしても


どうすることもできないけど……。


そんなことを考えていたら


高ぶりもおさまってきた。

俺は、排水溝に髪の毛など落ちていないか


確認し体を拭き、なるべくバスマットを


濡らさないよう部屋へ戻る。


美冬は、ビールを空にして


ベッドへ寝転んでいた。



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