体or愛?何がほしい?


何があったんだ?一体…何が…。


俺の胸は、ざわついていた。


通りへ出て、すぐタクシーをつかまえ


『八坂橋まで、急いで下さい。』


それだけ言って、美冬を思う。


頼む、たいしたことなければいいんだが…





道路も混んでなく、わりとスムーズに八坂橋まで着いた。


たいした時間がかかってないのに、酷く長く感じられた。




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