体or愛?何がほしい?


それを一気に飲み干した。


『大丈夫よ…。』


か細い声で答える。


ご注文は?と言うウエイトレスに


イラだちを隠せずに、アイスコーヒーとぶっきら棒に注文し腰を下ろす。


『何があった?』


『歩道橋をね、渡ろうとしてたら、誰かに突き飛ばされそうになったの…でも、転びはしなくって、大丈夫だったんだけど、びっくりしちゃって…。』




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