バレンタインシンデレラ
「喋ったのかよ!」
冬月くんは思わず声を荒げる。
「だってさ~マンガが…」
「生徒会が没収していいとか嘘に決まってんじゃん。取られてんの見たことあんの?」
「ないけどさ~、佐藤さんならマジに捨てそうじゃん」
「確かに」
「でしょ?」
「まあ、いいや、それから?」
「うん。で言ったらさあ」
再び回想に戻ると
「メル友のラブフォックス~!?アホくさ!名前!」
佐藤さん大爆笑。
槙くんは決まり悪そうにしながら言う。
「その子をホワイトデーまでに見つけ出さなきゃいけないんだってさ。どういうわけか知らねーけど」
「ホワイトデーね。まだ2週間あるじゃん。余裕余裕」
「は?」
佐藤さんは槙くんの机にマンガを放り投げる。
「実に参考になりました。どうもありがとねー」
真相を話し終えると、槙くんは一人納得した様子で言った。
「あの時佐藤さんが言ってた意味がやっとわかったわ。あと佐藤さんの奇行も」
「何?奇行って」
冬月くんは思わず声を荒げる。
「だってさ~マンガが…」
「生徒会が没収していいとか嘘に決まってんじゃん。取られてんの見たことあんの?」
「ないけどさ~、佐藤さんならマジに捨てそうじゃん」
「確かに」
「でしょ?」
「まあ、いいや、それから?」
「うん。で言ったらさあ」
再び回想に戻ると
「メル友のラブフォックス~!?アホくさ!名前!」
佐藤さん大爆笑。
槙くんは決まり悪そうにしながら言う。
「その子をホワイトデーまでに見つけ出さなきゃいけないんだってさ。どういうわけか知らねーけど」
「ホワイトデーね。まだ2週間あるじゃん。余裕余裕」
「は?」
佐藤さんは槙くんの机にマンガを放り投げる。
「実に参考になりました。どうもありがとねー」
真相を話し終えると、槙くんは一人納得した様子で言った。
「あの時佐藤さんが言ってた意味がやっとわかったわ。あと佐藤さんの奇行も」
「何?奇行って」