愛しい人へ
ふたり・・・
あいつが突然やってきた
なんのために来たんだろうか・・
感情も乱さずに・・・
本当に謝りにきたんだろうか・・
あいつの姿から前みたいな乱暴な様子は伺えなかった・・・
というか、やっぱり梨絵の中に
まだあいつはいたのか・・
梨絵は俺のために・・・・
「はぁ・・・・・・・・」
俺はついにしゃがみこんだ。
落ち着いていられない。
「タケ・・・・。俺、どうしたらいいんだろ」
梨絵の中にあいつがいるなら・・・・
俺は身を引く
梨絵のために・・・
でも本当は俺が辛すぎるから・・・