愛しい人へ




教室にはいかず、学校をでた。




ケータイを取り出して陸に電話をしようとした



「あっ・・・消したんだった。」



あたしは迷ったあげく、陸の家に向かった。





中学の頃、わざと遠回りして通って帰ったっけな・・・。




陸の家に着いたとき、懐かしさを感じた。




お父さんとお母さんは共働きでいない。



ピンポン押したところで誰も出ないかもしれない。



それでも押してみた。



案の定、反応はない。




「そもそも今、学校の時間じゃん!」



あたし馬鹿だー



帰ろうとしたとき、ガチャッ






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