愛しい人へ




陸の部屋に入った。


適当に床に座った。


陸はベッドに座った。



「・・・・・なんで来た?今日、学校だろ・・」




「それは陸も同じでしょ・・・・」




「俺の学校は、行く価値ねーし。
 それに・・・俺はお前に合わせる顔ない」



「・・・・いろいろ聞かせてよ」



陸は黙ってあたしを見る。



「なんで暴力振るったの?
 なんで謝りにきたの・・・?」



「・・・・今更、話したって言い訳にしかならねーよ」



「それでも知りたい・・・。」



「もう帰れよ。」


優しく陸はいった。





< 159 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop