愛しい人へ
花火大会
駅前に5時集合
俺はいつものようにラフな格好で向かった。
だけど駅には・・・
「えっ!?」
浴衣姿の安部がいた。
白にピンクの花柄。
「よっ!」
俺に手を振る安部。
「やっぱり似合ってないかな・・・笑」
いや、いや、似合ってるけどさ・・・
普通に安部もラフな格好で来るのかと・・・
「に、似合ってるよ。」
「えー本当にそう思ってんの?」
不満そうに安部がいう。
「いや、まじで似合ってるって!笑
っていうか、浴衣きてくると思わなかったから・・・」
「えーなんで!?」
「なんでって、女の子って好きな人と行くときだけ
浴衣なんじゃないの?」
単純にそう思ってた。