愛しい人へ



「すんげぇー人っ!」



「やっぱり人気だよねー」




想像はしてたけど・・・

やっぱり花火大会は馬鹿にできない!





「拓海ー、あそこらへんすいてるよ!」



川の土手の下のほうを指さして安部が言った。



「あそこにすっかー」



俺らは人ごみをかき分けて歩き出した。




何度も肩と肩がぶつかった


だけど誰も謝らない


というか・・・謝ってたらキリがない








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